事業資金調達学会発行 ビジネスローン新聞

中小企業の味方・ビジネスローン活用術

ビジネスローンの活用、中小企業で広まる

ビジネスローンとは、事業用途に利用できるローン商品です。法人だけではなく、個人事業主でも利用できる商品がほとんどで、銀行や大手消費者金融、事業融資専門会社などが取り扱っています。いま、中小企業や個人事業主のための資金調達手段として、ビジネスローンの活用が広まっています。

人気連載

ビジネスローンによろしく

市場競争の厳しい運送業界で、毎月のように資金繰りに明け暮れているのが、トナカイ運送(株)社長の関根誠。公的融資や銀行など、低金利の資金調達が望めない状況で、経営は苦しくなるばかり。社員をはじめ、取引先や金融機関にも迷惑をかけたくない一心で、社長が見つけた資金調達の方法、そして思いもよらない落とし穴とは…

ビジネスローンのメリットとデメリット

事業主がビジネスローンを利用するにあたり、メリットと
デメリットの両面を知る必要があります。
その代表的なものを以下にピックアップしてみました。

ビジネスローンのメリットとデメリット

メリット

事業用途に使える

小規模な事業主では、私財を投げ打って事業資金に充てることもあるかもしれません。ただし、個人の借入は事業用途に使えないため、ビジネスローンを利用する必要があります。

無担保で融資を受けられる

事業資金の融資では、不動産や有価証券を担保とするものもありますが、ビジネスローンと呼ばれる商品は無担保が基本。

第三者保証なしで融資を受けられる

ビジネスローンを利用する場合、代表者の連帯保証を付けるケースが一般的ですが、第三者保証は不要となるのがほとんど。個人事業主なら保証人不要となります。

融資決定までの対応がスピーディー

ビジネスローンは、申し込みから融資実行まで最短即日対応とうたう業者も。銀行や公的融資だと数ヵ月かかることもあるので、時間的な余裕がない時に頼りになります。

ローンカードを使えばいつでも借入返済ができる

カードローン型のビジネスローンなら、提携ATMで借入返済ができます。夜間や土日祝日でも自在に資金調達が可能です。

来店せずに融資を受けられる

融資専門会社の中には、対面契約を条件としているケースもありますが、多くはインターネット・郵送でのやりとりでビジネスローンの申し込み手続きができます。

貸金業法の総量規制の制限なく借りられる

ビジネスローンは、個人債務とは別枠になります。収入の1/3までという、総量規制の対象外として融資金額を相談できます。

+ + +

デメリット

公的資金などに比べて金利が高い

公的融資や銀行の事業融資は低金利ですが、無担保のビジネスローンはそれらと比べて金利が高く、法定金利の上限に近いと思っていた方がいいでしょう。

長期間の返済は経営の負担になる

金利が高いだけに、短期借入のいわゆる「つなぎ資金」が目的なら良いと思います。ただ、設備投資で多額な借入をして長期返済するとなると、金利が経営を圧迫するリスクがあります。

返済方法を理解して利用する

業者やローン商品によって返済方法に違いがあります。同じ金額を調達するにしても、月々の返済額や支払総額にも違いが出てくるので、事業計画に合った方法で借入をしないと後で苦労することになります。

+

審査の方法

個人事業主や代表者本人と、確定申告書や決算書による経営状況の審査が行われます。

融資する側は、独自の審査基準で信用度を単純にスコアリング(点数付け)します。そのため、債務超過や税金の滞納など、マイナス要因はないにこしたことはないものの、審査に通る可能性がないわけではありません。確定申告書や決算書は、直近2期分の提出を求められるケースが一般的。開業初年度では、審査に通ることは少ないでしょう。

審査の方法

金利差の決定要因

ビジネスローンの金利は、業者やローン商品による違いもありますが、申し込む側の経営状況によっても違ってきます。貸し手側から見た場合、債権回収リスクが高いほど金利も高く設定するので、経営状況がよくない貸し手に対しては融資の金利も高めに設定するのが常道です。
公的資金や銀行の融資だと、事業計画などの将来性も審査に加味されますが、ビジネスローンの場合はその時点での経営状況を見て、返済可能かどうかで金利を設定すると思ってください。

融資を受けるためのコツ

融資を受けやすくする(審査に通りやすくする)ためには、経営が悪化した土壇場で右往左往するより、経営が順調な時からこまめにビジネスローンを利用しておくのがポイント。少額融資で短期返済すれば金利負担も小さいので、返済実績を作っておけばいざという時も比較的有利な条件で借入できる可能性が高くなるのです。
困ってから融資相談すると、不利な条件でも納得せざるを得なくなります。余裕がある段階なら、複数業者を比較してより有利な条件のものを選ぶといったことも可能といえるでしょう。

銀行系とノンバンク系の違い

簡単にまとめると、銀行系は低金利ですが手続きの手間と時間がかかり審査も厳しく、ノンバンク系は金利が高めながら対応が早く審査も比較的緩いという傾向があります。
こうした違いは貸し手側のリスクによるもの。銀行系が低金利で融資するのは、不良債権化するリスクの低い相手であり、ノンバンク系は多少リスクのある相手でも貸す代わりに金利を高めにすると考えてください。もちろん、余裕がある時なら銀行系を利用するのがいいのですが、実際には資金繰りが苦しくなった時にこそ融資を受けたいもの。多くの個人事業主や中小企業は、ノンバンク系ビジネスローンの中から検討することになると思います。

個人事業主でも利用できる

ビジネスローンは、法人限定のものと個人事業主も対象としているものとがあります。
審査に関しては業者によって違うので一概にはいえませんが、法人より審査に通りにくいこともあれば、経営状況がよければ法人と変わらない条件で融資してくれることもあります。個人事業主の場合、私用と事業用途を分けて管理する必要があるので、融資を受ける際の口座は私用のものと分けておくといいでしょう。

総量規制の対象になるか

ビジネスローンの融資額は、個人事業主でも法人の代表者でも個人債務とは別扱いとなるので、借入総額は収入の1/3までという総量規制の対象からは除外されます。
信用情報という意味では、個人債務で問題があると審査に影響することがないとはいえませんが、個人で借金があるからといって、事業資金の融資が受けられないということはないのです。

返済方法を知る

元金均等返済、元利均等返済、元金一括返済、残高スライドリボルビング払いといった方式が採用されています。
これは、すべてのローン商品でいずれかを選べるというわけではなく、商品によっては一方式だけを採用しているものがあります。返済方式による違いは、利息の支払総額が変わることと、時期によって月々の返済が変わること。支払総額を低く抑えるにこしたことはないものの、中長期で返済する場合は月々の返済に無理がない方法を選ぶ方が賢明です。

即日融資は本当か

ノンバンク系のビジネスローンのなかには、最短即日融資可能とアピールしているケースがあります。本当に即日融資してくれるところもないとはいえませんが、対応が早めの業者でも3営業日程度かかるのが一般的。あくまで「最短」の目安だと思っておいてください。
追加申し込みというなら話は別ですが、初回契約で即日融資するということは、業者側でもあまり審査に時間をかけていないということ。その分、回収不能となるリスクを見込んで、金利を高めに設定している可能性があるわけです。
また、同じ業者でも即日融資の場合と、数日後の融資で融資条件を変えるところもあるので、時間的余裕がまったくない場合を除けば、即日融資にこだわる必要はありません。

 

選択肢はビジネスローンだけではない

ここまで、ビジネスローンが広く活用されていることを説明してきました。
ただ、中小企業の資金調達方法として、いまは多くの選択肢があるのです。その代表格が、法人カードとファクタリング。ここにビジネスローンを加えた3つの方法から、自社にとって最良の手段を選ぶべきでしょう。以下にビジネスローンと法人カード、ファクタリングの違いをまとめました。

ビジネスローン・法人カード・ファクタリングの違い

比較項目 ビジネスローン 法人カード ファクタリング
資金調達の
確率

△

経営状況や
決算内容に依存

○

信用情報
次第

◎

売掛金があれば
ほぼ調達可能

審査スピード

○

3営業日程度が
相場

△

3~4週間程度が
相場

◎

借金ではないので
売掛金が
確認できれば即日

調達金額 ~1,000万円

業者やプランに
よって融資上限額は
異なり審査結果に依存

~300万円

あまり高額は
望めない

売掛先1社につき

~2,000万円

業者の上限額内なら
売掛金に準じた
調達が可能

 

参考までに、3つの資金調達方法における代表的な企業・金融商品を紹介しておきます。

ビジネスローン

ビジネクスト

ビジネクスト
資金調達の確率
△
審査スピード
○
調達金額
~1,000万円

事業者向け専門のローン会社で4万社の取引実績があり、業歴も14年を数えるなど信頼性があります。
決算書・確定申告書は原則直近2期分の提出となっていますが、業歴1年以上の事業者に対する開業資金の融資にも対応してくれるといった柔軟性があります。

ビジネクスト
公式サイト
法人カード

JCB法人カード

JCB法人カード
資金調達の確率
○
審査スピード
△
調達金額
~300万円

国内でもっとも加盟店の多いJCBブランドによる法人カードで、利用可能枠は30万~100万円となっています。
年会費は追加カードも含めて初年度無料で1枚あたりの年会費は1,250円(税別)と安価なのも魅力。利用額還元はポイント型とキャッシュ型の2種類があります。

JCB法人カード
公式サイト
ファクタリング

NSキャピタル
マネジメント

NSキャピタルマネジメント
資金調達の確率
◎
審査スピード
◎
調達金額
~2,000万円

書類が揃っていれば、最短即日契約も可能で迅速対応が評判のファクタリング会社。厳しい審査はなく、売掛金があれば借入れではない資金調達ができます。
売掛先を含めない二社間ファクタリングにも対応。第三者に知られることなく資金調達が可能な、債権譲渡登記なしのファクタリングサービスでもあります。

NSキャピタルマネジメント
公式サイト

事業資金調達学会推薦 今月のピックアップ企業

NSキャピタル
マネジメント

NSキャピタルマネジメント

資金調達の確率:
審査スピード:
調達金額:~2,000万円

公式サイトをチェック

JCB法人カード

JCB法人カード

資金調達の確率:○
審査スピード:△
調達金額:~300万円

公式サイトをチェック

ビジネクスト

ビジネクスト

資金調達の確率:△
審査スピード:○
調達金額:~1,000万円

公式サイトをチェック
サイトマップ≫

【事業資金調達学会発行 ビジネスローン新聞】について サイトに掲載している情報は、2015年10月にリサーチをした内容をもとにしています。気になる情報がありましたら、まずは専門業者に相談することをお勧めします。